フンパーディンク 王家の子供たち R.クラウス アンテルス & F=ディースカウ U-Pad-D598-7476-D765-7633-

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フンパーディンク( Engelbert Humperdinck 1854-1921) ・王家の子供たち　~3幕のオペラ(1897 re1910)ペーター・アンデルス(王子)カーテ・メラー=ジペルマン(ガチョウ少女)ディートリヒ・F=ディースカウ(吟遊詩人)イルザ・イーメ=ザビッシュ(魔女)フリッツ・オレンドルフ(木こり)ほかリヒャルト・クラウス /WDR響&cho＋児童合唱1952.11 録音CD2枚　WALHALL WLCD 00992005年発売　EU盤フンパーディンクのオペラは10作以上ありますが、「ヘンゼル…」を除くと、ディスクで聞ける作品は少なく、この「王家…」と、他には「眠れる美女」くらいです。シナリオは、王子とガチョウ少女のカップルによる、トリスタンのテイストが入ったブルーライト文芸。1897年の初稿では、シェーンベルクに先行して、シュプレヒ・ゲザングを多用したメルヘン・メロドラマで、歌手には演奏が難しく、かつ、主役2人の愛の死というアン・ハッピーエンドもあって、「ヘンゼル…」のようにはヒットせず。1907年にメロドラマからオペラに改訂、演奏しやすくしたものの、ナチス時代には、シナリオがテレジンに収容されたエルザ・ベルンシュタイン(1866-1949)の作だったため、上演しにくくなり、1943年以降は演奏禁止に。戦後はカラヤンが録音を計画しますが、主役予定のヴンダーリヒの事故死で頓挫。1976年にワルベルクが全曲セッション録音しますが、本格的な再評価は90年代以降。ヨーロッパ各地で上演され、A.ジョルダン、メッツマッヒャー、ヴァイクレが新録音しています。メロドラマ版も2019年にアニア・シリアが蘇演。このクラウス盤は、1952年の放送録音。EMIやDGで「ヘンゼル…」のセッション録音が行なわれた時期の演奏です。ベルリンドイツオペラや北西ドイツフィルの指揮者で知られる巨匠クラウスの下で、事故死の2年前のアンデルスと、ディースカウが豪華共演しています。M=ジぺルマン(1918-2009)は、クレンペラー&WDR響の真夏の夜の夢や、DGへのクルシェネクの録音などで知られています。ケース、解説に細かいキズ、汚れあり。当方の機器では再生に問題なし。素人保管。よろしくお願いします。