☆＜限定復刊：帯つき＞「砂漠の反乱―アラビアのロレンス自伝」(角川文庫) 砂漠の反乱: アラビアのロレンス自伝 (角川文庫 リバイバル

砂漠の反乱: アラビアのロレンス自伝 (角川文庫 リバイバル

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T.E.ロレンス (著)柏倉 俊三 (翻訳) 平成元年11月15日12版発行＜　解　説　＞時は第一次世界大戦、イギリス軍の中尉ロレンスは、超人的な知性と行動力で砂漠の民を革命へと導いていく－－。偉大な戦士で類まれな思索家“アラビアのロレンス”の自伝的叙事詩。（中沢新一）☆ ロレンスの喪失感ロレンスの著作「知恵の七柱」をダイジェスト的にまとめたものと言われますが、思索的な深さより砂漠での行動が語られます。ファイサル王子との出会い、死の砂漠横断、アカバの攻略、天才的軍略家の行動が淡々と綴られています。読みながら記述の裏に様々な憶測を持ってしまいます。アラブ民族の独立が実現した時、それまで献身的に戦ってきた主人公の居場所はなく若くして引退を迫られます。砂漠での戦いをものともしなかったロレンスですが、描いた夢は現実の政治や利害の前にはあまりに脆いものでした。アラブは独立しますが、ロレンスの喪失感は大きかったのでないかと。＜S氏：AMAZONレビューより抜粋。＞☆［果たされぬ想いと］部族や氏族ごとにバラバラであった人々を、「アラブ」という大義の下に結集させていく過程が描かれており、現在読んでも非常に興味深い。大きな歴史の前にロレンスの小さな歴史が呑み込まれていきながらも悩みぬくところが、彼が今日でも多くの人を惹きつけてやまない理由なのかなと感じました。＜M氏：読書メーターより抜粋。＞☆当書籍は中公文庫：小林 元 訳 (翻訳) でも発刊中です。☆1962年に公開されたイギリス・アメリカ合作映画。デヴィッド・リーン監督、ピーター・オトゥール主演の映画『アラビアのロレンス』はあまりにも有名ですね。 ☆発行より31年経過しておりますが、黄金色の装丁が美しく新刊本に近いコンディションです。末永くご愛用して頂けましたら幸いです。